お引き取りのご案内

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エアロパーツが装着された車高の低い車両にも対応した
積載パネルがフルフラット構造の積載車です。
エンジンコンディションに不調を残したままでの走行は、
後に大きなダメージにつながることがあり、
壊れる前と後での修理費用の違いは大きく、
不調をアクセル操作などで対処していたある日、
「マフラーから白煙」は、運転が上手なオーナーさんほどありがちな話です。
例えば、エアフロの故障は、エンジンに使われる空気量の測定値にズレを生じ、
間違った情報がエンジンコンピューターに伝えらます。
エンジンコントロールユニット(ECU)内のマップと呼ばれる表には、
燃料噴射や点火時期を制御するために並んだ中から、
エンジン回転数と吸気量によって数値が選ばれ実行されます。
ターボエンジンでは、、シリンダーに送られる空気量が自然吸気量よりも増えるため、
燃焼速度の変化が大きく、より繊細な点火時期と燃料噴射量の制御が行われています。
プラグが点火するタイミングは、ピストンが上死点に届くより少し前です。
上死点での点火では、燃料と空気の混合気が燃焼爆発を行っている時間内に
ピストンは下がり始め、圧縮の最大値での爆発の機会を逃すことになります。
その状態はパワーロスだけでなく、発生した熱を排気側にずらし、
排気バルブやタービンの融解、変形等のダメージを与えるリスクがあります。
エアフロの性能ダウンや故障では、実際よりも少ない吸気量がECUに伝えられ、
現状とは違う点火時期や燃料噴射量が選択され、
状況によっては、ピストンが上死点に届く前に爆発が完了し、
上昇するピストンにカウンターパンチで衝突するノッキングが発生し、
ピストンやヘッド、バルブ、メタル等に想定外の負荷がかかる場合がありますが、

ぎりぎりの状態でのエンジンは異常にパワーが発生し、

「壊れる前のエンジンは速い」という理由になっています。

何らかのトラブルが発生している状況で
「様子を見ながら走ってみます。」と、運転継続をされる方が意外と多く、
しかし、GTRの名称の車をドライブする人の「ゆっくり」はゆっくりではなく、
後に悲しご連絡が続くこともあります。
最近は「ゆっくり」とか「軽く」とか「流す程度で」の言葉は信用せず、
強めの中止をご提案するようにしています。
積載車に載せてしまえば、後はピットに運んで点検と修理を行うだけです。
ところで、エンジンの始動や加速不調、水漏れ、ガソリン臭が発生したケースでは、
危険、緊急回避の条件に該当する場合が多く、
任意保険に付属している「ロードサービス」が利用できることをご存知でしょうか?
基本的には、保険会社と契約している陸送会社が対象ですが、
JAや一部の外資系、共済系以外、損保ジャパン、東京海上等の国内の保険会社では、
保険加入者が搬送に「リオ」を指定すると認めてもらえることがあります。
この保険特約は、使用による保険等級のダウンや、
加入条件等に対してのペナルティが無く便利な補償内容です。
搬送距離範囲の制限や費用等、
ご相談などありましたら、ご相談ください。