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日別アーカイブ: 2025年12月10日

FPCM

スカイラインGTRに使用されているFPCMは、

燃料ポンプの回転数を制御するための電子部品です。

当初、BNR32用からBNR34用まで使用が続きましたが

ついには生産中止になった部品です。

平成元年のBNR32の部品ですので、

設計開発は昭和で

電子回路は、マイコンは使われず

コンパレーターと呼ばれる比較回路が複数使用された

アナログ的な部品です。

1秒で100回弱の電源のオンオフを行い

オンの時間の比率で燃料ポンプを稼働させますが

純正品は波形が荒く、

そのため、内部の電子部品への負荷が大きく

発熱による自己破損の事例も多いです。

この純正FPCMで多い故障個所は、

コンデンサーとFETと呼ばれるスイッチの仕事をする半導体です。

コンデンサーについては、

新しいタイプに入れ替えて精度と寿命を上げたのですが

FETについては代替え案が難しい状態でした。

↑

両端の4箇所の黄色がFET、

中央のオレンジがコンパレーター用IC

左の4箇所の青色がトランジスタです。

そこで、まったく違う

マイコンにプログラムを入れて最新型のFETで制御する回路で

新しいFPCMの基盤の製作に至りました。

 

しかし、現状で使用中のFPCMに不調が無ければ

交換しても何ら変化が無いはずだったのですが

交換したお客様から、

中低速のトルクが大きくなった、

燃費が良くなった、

などの複数のコメントが届きまして、

いろいろと調べてみたのですが

どうやら、

まともに動いている純正FPCMが少ないことが分かってきました。

オリジナルのFPCMは、モーター駆動のための制御の数値を

意図的に純正とは異なる内容に変更を行っていますが、

それよりも数値が正常化されたことが大きな理由のようです。

そして、不思議なのは、

BNR34での、その事例が多いことです。

一番新しいBNR34でも

FPCMの故障は始まっているようです。

 

FPCMの故障では、燃料ポンプが停止しますので

当然、エンジンも止まってしまいます。

これにつきましては、早めの交換がお勧めです。

 

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